ご挨拶
1608年の有松開村から、絞りの歴史を見守り続け約400年。
橋本屋として有松絞りの歴史とともに歩んできました。
第二次世界大戦後、戦時統合された愛知絞販売を継承し、現在の屋号「絞りの久田」、会社名「愛知絞販売株式会社」になりました。
有松村開村から、有松絞りの誕生・発展・衰退を見守り続けてきました。
有松絞りの歴史には大きな4つの変化点があり、
まずは 有松絞りが産声を上げるきっかけになった1610年の名古屋城築城時
第2に 有松絞りの成長期に全村を灰燼に帰した1784年の天明の大火
第3に 有松絞りの繁栄を支えた絞商特権の消滅、1871年の廃藩置県
第4に 有松絞りの存在危機となった第2次世界大戦での絞業統合による技術・技能の断絶危機
久田は、有松絞りの大きな4つの変化点に柔軟に対応し、絞業を継続してまいりました。
久田は伝統を受け継ぎながらも、つねに「今の時代」を表現するデザインを開発し、くらしという広い領域で製品を創り続けています。
和装はもちろん、洋服・ファッション小物・インテリア小物へと絞りの発想を広げ、魅力ある製品作りを追求していきます。
愛知絞販売 株式会社
代表取締役社長 久田 耕一郎